足摺岬沖黒潮協同観測
(Affiliated Surveys of the Kuroshio off Cape Ashizuri; ASUKA観測)

 日本南岸を流れる黒潮は,北太平洋の水を熱と共に南から北へ運んでいます.この黒潮の沖側には,時計回りの循環が恒常的にあることが知られています(Hasunuma and Yoshida, 1978).そのため,循環の北側では台湾付近から北上する流れ(北太平洋の亜熱帯循環流)が強くなり,秒速1 mにもなる東向きの流れ(黒潮)が,循環の南側では弱い西向きの流れ(黒潮反流)が存在するのです.

 ASUKA観測は,北太平洋の亜熱帯循環流の流量と熱流量を評価するために,1993年10月から1995年11月の約2年間にわたり,船舶観測,係留観測,人工衛星での観測などをを集中的に行いました.

より詳細な情報は,以下からご覧になることができます.

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