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ニュースと話題 2000



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研究・教育に骨が折れる(2000.12.28):(この項、羽田記)AGU秋の総会に参加直後、散歩中うっかり岩場に落ちて、右足を骨折してしまいました。現地で入院、手術、休養、リハビリのため、やむを得ず帰国を2週間ほど延ばすことに。そのため、だいぶ前から約束していた小学会と研究会に出席できなくなってしまいました。関係者の皆さんごめんなさい。さて、骨折により得することとしては(前向きの態度):(1) たくさん本が読める、(2) まわりの人が親切にしてくれる、(3) 骨折について詳しくなる、(4) 松葉杖を使うので腕の運動になる、(5) 出張の回数がへる、など。事故直後と手術後の X線写真 を比べてみると、手術によって脛骨(けいこつ)の中央に金属棒が挿入され、上下2箇所でビス止めされているのがわかります。この金属棒のため、飛行場では金属探知器に必ずひっかかるようになるとか。その度に、実は右足の中に何とか、、、と説明しなければならないと思うと、いまから多少うっとうしくなります。

AGU秋の総会2000(2000.12.15-19):毎年恒例、サンフランシスコで行われるアメリカ地球物理学連合秋の総会に参加してきました。研究室からの参加は3人でした。その3人とも連日、学会とホテルをひたすら往復し、数多くのセッションに積極的に参加、遊びなし・観光なし・優雅な食事なし、のきわめてストイックな5日間を送りました。本当です。

SGEPSS秋の総会(2000.11.20-23):国立極地研究所のお世話になる、東京で行われたSGEPSS秋の総会(地球磁気圏・惑星圏学会)に参加してきました。今回は、研究室からの参加はわずかに1名のみ。理由はたぶん、(1)この時期、研究会・学会等がたくさん重なっていた(疲れた)、(2)あちこちで同じような内容の発表をするのがはばかられた(ネタがない)、(3)春日での生活に慣れて、人の多いところを自然に避けるようになっている(東京嫌い)、などと思われます。やれやれ。

ランベージ氏訪問(2000.10.15-17):去年の今頃にも羽田研を訪問してくださったバートラン・ランベージ(Bertrand Lembege)さんが、srampのあと宇宙研によってフランスに帰られる途中に福岡にもきてくれました。オールド・バートランさん(大西さん命名)はまた、ボロージャさんと違った感じでとっても良くしゃべります。ゼミのあとにショックの動画をみせてくれました。照明をおとして、何やらガーシュインのバックミュージックが流れてき、タイトルが物々しくでてきました。オールド・バートランさんの説明がはじまり、その口調もバックミュージックの盛り上がりとともにエキサイトし、おー、ショックがリフォメーションされていくー!!、、、、。はー、すばらしい。満足満足。松清さんいわく、「バートランさんはこのムービーを見せたいがためにゼミをやってるんだ」と。納得納得。オールド・バートランさん訪問期間中の二晩は飲みましたが、わたしには彼の「クロワッサンに賭ける情熱」がよく伝わりました。二晩とも悦に入ってクロワッサンと豊富なジャムのある朝食風景を語られました。あと、キッシュとかワインとかケーキとか、、、、、。うーん、すばらしい。でも、タコは嫌いみたいです。吸盤がタコの全貌を思い起こさせて、、、、あ゛ー!!。嫌いらしいです(衝撃波について語るランベージ氏)

ボロージャ氏訪問(2000.10.7-10):バートランさんのスパーバイザー、 ボロージャ(Volodya Krassnosselskikh)さんが北海道に来たついでに、福岡に来てくれました。ボロージャ先生はとっても楽しい人です。つねにジョークを言い、相手の反応をいたずらっぽくジーッと伺います。とても礼儀正しくはきはきとしゃべられます。愛妻家のようで、奥さんが花が好きで庭の掃除をよくやらされていると、のろけられました。ボロージャ先生とバートランさんの師弟関係は、思うに、とても深い感じです。学会中もいつも一緒に行動していて、二人で並んで帰っているその姿をみると、なんだかいい感じです。学会中の晩も一緒に食事にいったんですけど、刺身やげてものを見て、露骨にあやしげな顔をするボロージャさんにバートランさんがフランス語で説明してました。そんな場面を見ていると、ボロージャさんがとても無邪気にみえて、バートランさんが大人な感じがしました。バートランさんいわく、ボロージャさんは二つの顔をもっているそうです。無邪気な面と、研究にたいしてシビアな面と。わたしもポスターで質問攻めに遭いましたが、まだ、ボロージャさんの無邪気な面は十分感じたけれど、シビアな所はちゃんと見た気がしていません。 そういう二面性のあるところが、魅力なんだろうなと思います。その人となりをもっと知りたいと思う楽しい人でした。バートランさんに「ボロージャさんはだれからも、愛される人でしょう?」と聞いたら違う答えが返ってきましたけど。はは。でも、バートランさんは好きだといってました(議論の合間に)

The first S-ramp conference-(2000.10.2-6): 札幌に国際学会があって行って来ました。羽田研は諸事情によりみんなポスターでした(先生を除く)。札幌はちょっと寒いぐらいでした。国際学会はレジストレーションが高いです。そのかわりオプション(札幌ミニ周遊とか)がついてましたが、緑と青のバックはちょっといけてなかったです。他の国の方々はとっても表情豊かで、フレンドリーです。でも、みんながみんないっつもテンション高いってわけではないのですね。それは外国の人に対する大きな誤解かも。内容は、、、。英語を理解するのが大変でした。って、たぶん理解はしてないだろうけど。例によって、毎晩、よく飲み食いしました。カロリー取りすぎ、とみんないってました。でも、わたし的にはちょっとやせました。でも、その後帰ってきてすぐ太りました。毎朝朝食をとる健康的な生活だったと思ったのですが。毎晩楽しかったです。あと、わたしのポスター発表は4、5人、友達になった人などが来てくれました。あと、バートランさんの先生も来てくれました。もっと強気になりたかったけど、ノックアウトされました(旅行報告)

アジアマンス -アッサム映画「河は流れる」鑑賞-(2000.09.15): ビプルさんオススメのアッサム映画を見に行きました。しかし、行く前にビプルさんの奥さんプラビさんが、「その映画はおもしろくない、どうしてその映画を見に行くの?」と言ったらしく、見る前からちょっとショックを受けてました。しかし、私的にはおもしろかったです。プラビさんいわく、ストーリーが単純すぎ、という話でしたが、みんなも見終わって、そんな印象は受けたようですけど、おもしろかったという意見が多かったです。その映画は両親を亡くした幼い女の子が、叔父さんの家で育てられていたんだけど、その子を気に入ってくれるちょっと良いとこの老夫婦がいて、その女の子はその家に養子としていくことになります。しかし、その子を気に入ってるのはその老夫婦の奥さんの方で、旦那はその子を毛嫌いして、かつ、金持ちなので、村人に土地を貸していますが、不当な利息を要求したりと評判は非常に悪く、最悪な男です。そんなとき、不意の事故で老夫婦の奥さんが亡くなってしまいます。旦那は養女をもらってから、ろくなことがないと、その子を魔女呼ばわりし、その子も唯一の頼りだった人をなくし、途方にくれます。しかし、その子は、自分がその男からいじめられているのに、村人からその男が非難を受けているときにかばいます。それで、その男は心を入れ替えて、いい人になったと、まあこんな話です。単純といやあ単純ですけど。映画のあと、箱崎に飲みにいきました。そのときの映画の感想で、バートランさんが、「あんなに簡単に人は変われるのか」、という質問に蔵満さんが「僕は信じる」といいました。たぶん心優しい奥さんが亡くなったことが、悪男の一番おおきい改心の原因だと思います。でも、人は誰かが死なないと、そんな大きな心の変化はないのでしょうか。それはそれで、悲しい気もします。でも、それだけ、人の死ってのは大きな意味をもっているんだと、私は思うんですけど、いかがなもんでしょうか。
追伸、電磁圏兼用のお酒はのんじゃったけど、また、一升キープを買ったので、飲んでね。(でも、あんまり飲まないでね。by E子)

「プラズマ科学のフロンティア」研究会 核融合研にて(2000.07.27-28): 岐阜の核融合科学研究所で研究会がありました。内容は大学院生向けに専門の先生方が1人一時間ずつぐらい話をする、というもので、プラズマ実験から、天体の話など多岐にわたっていました。大学院生向けだったようですが、ちょっとむずかしい話もありました。わたしは研究会というものは今回がはじめてでしたが、学会よりもラフな感じで、本当に勉強会というかんじでよかったです。また、核融合研にある宿舎はとても安くかつ、きれいでした。しかし、ほんとに不便な場所にあり、夜7時を過ぎると建物の食堂も閉まるし、夕飯に外に出るのは、車をもってないと大変だとか。なので、核融合研のひとが弁当を用意してくれました。この研究会にきてた人はみんなフレンドリーな感じがしました。なんとなく。

地球惑星科学関連合同大会(2000.06.25-28): 合同学会で東京まで数名でいってきました。わたしは今回口頭発表がはじめてということでしたが、他の人々の酒の飲みっぷりに、ほんとに明日発表するのかと、疑うことができました。ところで、学会で目立つにはどうしたらいいのでしょうか。つかみが大切です。自分の名前を大学名よりも先に言うべきでしょうか。でも、これはちょっと変ですよね。というか、こんなことで目立っていいのだろうか、という気もしますが。でも、やっぱり、目立ったほうが得な気がします。むずかしい。
学会で学んだことは、積極的がいい、ということです。わたしも誰かに話しかけて友達を作れば良かったと今思います。今度はがんばろう。では。

オープンキャンパス(2000.05.27):先日、オープンキャンパスが行われました。準備をしているときはまるで高校の文化祭のように和気あいあいとして楽しかったです。今年から本格的に取り組もうと言うことで、アニメーションや実物モデル作成など各自試行錯誤してがんばりました。結果、お年寄りから高校生、幼稚園生の皆さんにも楽しんでもらえたようです。また来年是非見に来てくださいね (当日の模様)

太宰府への旅(2000.04.29):バートランさんに日本の観光地でも案内しようと、また、M1の永田君が梅ヶ枝餅を知らないということで、太宰府に行って来ました。行くとなると、えらく盛り上がり、M1の方がお昼の純和風レストランの予約やら、と手際よく手配してくれました。当日は絶好の遠足日和でした。 太宰府は特に行事があっているわけではなかったけれど、そこそこに人も多く、梅ヶ枝餅を売るおじさんの声もいつものように威勢がよかったです。とりあえず、お賽銭をあげて、奥まったところにある雰囲気のよいお茶やさんで、お目当ての梅ヶ枝餅を頂きました。さらに、お昼に予約したレストランでお昼を食べました。菜の花だとか、筍だとか、ゆずこんにゃくだとか、春を感じさせるメニューで非常に満足しました。帰りにはぶらぶらと遺跡めぐりをして帰路につきました。西鉄の都府楼駅あたりまで、てくてくとほんとに遠足のように歩きました。みんなは元気でしたが、わたしには少々つらかったです。年かな。いや、運動不足でしょ(記念写真)


研究室の新メンバー(2000.04.10):今年も個性豊かな新入生(修士課程1年)が、4人はいってきました。詳しくはメンバーの項を参照してください。入学当初の数カ月間くらいは授業が忙しそうで、とっても大変そうです。ミーティングやセミナーで話されている内容も、ほとんどわけわからんだろうし。でも、だんだんと雰囲気になれて、時には積極的に意見をのべたり質問したりしてくれることを、皆が期待しています。


研究室お花見(2000.04.03):福岡は桜の開花時期が割に早いので、新入生が入ってくるころには、おおかた葉桜になってしまう。自然の成りゆきとして、それまで待てん、彼らが来る前にお花見をしてしまおう、ということに。それにしても、こういうことに関する企画力と行動力の大きさにはいつでも目を見はらせられる。「お花見でもしよっか?」の何気ない一言が、わずか数十分の間に場所決め、買い出し、メンバー集め、と着々と具体化していく。気がついたら、キャンパス内の駐車場横の桜並木の下で、皆で丸くなって宴会モードに入っていた (風景) 。まだ夕暮れ時には風が肌寒い季節であるが、かすかな鳥のさえずりの中、7-8分咲きの桜は夕空に映えて本当に美しい。しかし宴会の中では例によって、外国人にわけのわからんものを食べさせる等の不可解な行動が見られはじめ、混沌と不穏のうちに早春の夜は更けていったのである。


ルフブル氏来福(2000.03.30):フランス、オーリアンの中央科学院(CNRS)より学位取得終了後、我々の研究室に日本学術振興会の外国人特別研究員として1年間滞在予定のバートラン・ルフブル(Bertrand Lefebvre)氏が、いよいよ来福された。理論・数値実験による非線形システム解析のエキスパートであり、宇宙・天体プラズマ中の様々な非線形現象に対しての共同研究をする予定である。気さくなお兄さん風の氏であるが、初めから来日の飛行機に乗り遅れると言う大技を放ち、若くしてすでに大物の風格を感じさせてくれた。これは、乗り遅れそうになっても結局は間に合うという我が研究室の秘技(3つ下の項目参照)を、スケールおよび効果の両面において大きく凌駕するものであり、今後のますますの活躍が期待される(だけにちょっと不安)。


西暦2000年を迎えて(2000.01.01):研究室の今年の標語はこれに決めました:「前向き」。ちょっと油断すると「後ろ向き」になったり「横向き」になったりしがちです。気をつけましょう。




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